経費になるかどうかのシンプルな目安とは

事業をしていると、これは経費になるのか?と悩むこともあるはずです。
また人によっては、何も考えることなしに当然何でも経費になるだろうと思う猛者の方もいらっしゃいます。

そこで経費になるかどうか迷ったときの目安について触れてみます。
特にご自分で事業をされていると、もううるさい上司はいないわけです。

そうなってくると、自分の考えが全てという状態になってきます。
ただ冷静さは必要ですから、どう考えればいいのかシンプルな目安を覚えておくと役に立つかもしれません。

おそらく独立されている方でも、どこかに勤めていた経験がある方がほとんどではないでしょうか。

その時を思い出して頂きたいのですが、「もしその経費の精算を経理部に申請したら通るのか?」という問いかけをご自分にしてみて下さい。

いかがでしょうか?
例えばボールペンが必要になって、仮に自分で買ったとします。

会社によっては事前申請が必要な場合が多いと思いますが、細かいことは置いておきましょう。

さすがに事務用品のボールペンは経理部も承認してくれると思います。
セロテープもカッターもホッチキスもOKでしょう。

それがないと仕事に困るからです。

では情報を得るためのテレビはどうでしょうか?
自分でテレビを買って、会社に置いて、「これは情報を得るために必要なので経費で落として下さい。」と経理部に申請したとしましょう。

他の従業員からは白い目で見られそうですね。認められないでしょう。
その感覚が大切なのです。

ただ実際はテレビぐらいであれば、置いてある会社も多いですし、税務署がもし否認してきても私はおかしいと主張します。
地震があったときの情報源としても貴重ですから、実務上は通るでしょう。

でもここで言いたいことは、経理部という「他者」の目なのです。
どうしても何年も自分で事業をしていると、何も歯止めがなくなってきてしまいます。

そこでいつでも「他者」の目を意識することがけっこう重要ではないかと思います。
経理部が承認しないものは、税務署も認めない可能性があります。

そう考えるとテレビ番組を録画するためのハードディスクレコーダーはどうでしょうか?
本当に仕事に必要なのか疑問ですね。

もっとも実務上はケースバイケースで判断してきますが、冷静に考える一つの方法として使えるのではないかと思います。

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